長崎旅行③-1
今日は島原鉄道に乗ります。
島原まで行って観光したり、雲仙まで足を延ばして温泉につかったり、そんな旅行もしたいけれど、一人で勝手に出かける「私だけの」旅だもの、あまり贅沢は出来ない。

だけども、島原鉄道、いいなぁ。黄色い列車乗りたいなぁ。この次、そういう機会があるかしら。
予定を組み直して新しいプランを作る。もしも台風で今回の旅行が流れたらそうしよう。なんて、なに期待してんだか。
お天気はどうにか持つみたい。
天気図など全く読めない私だけれど、台風は長崎には来ないような。

未練たらしく島原鉄道のHPを何度も見ます。駅ごとの情報も載っている。
ん?大三東(おおみさき)?海に一番近い駅だって。誰もいないホームに、黄色いハンカチが揺れてます。幸せの黄色いハンカチ?
ガチャがあってハンカチ買えるんだって。

拓郎の「MUCH BETTER」というアルバムがあるでしょう。私、80年代の拓郎は、少々の空白期間もあってよく知らないのだけど、サッポロビールのCMで「すなおになれば」が流れていた。
今、こういう歌を歌っているんだ・・・なんとなく買った「MUCH BETTER」。
私、案外あのアルバム好きでした。
打ち込みがどうの、音がどうの、そういうのはわからない。全曲拓郎作詞(泉谷さんの歌を除いて)というのもうれしかったし、
あのジャケット!いろんな笑顔の拓郎があちこち向いて、そのどれも可愛くて、私の好きなジャケットベスト4位くらいかも。
この中の「気がついたら春は」。なんか歌謡曲っぽい、「幸せの黄色いハンカチ」みたい、なんて思ってた。

♪この言葉だけは言いたくなかった 「待って居てくれ」と
♪僕よりも先に あの場所についたら コーヒーのうまい店で待っていてくれないか

どこが黄色いハンカチ?と言われるかもしれない。この歌に惹かれる人は、あまりいないかもしれない。
だけども、私の中では拓郎の「春の歌何部作」の一つで、たまーに、3年に一度くらい?聞きたくなるのです。
願い事などないけれど、私もハンカチに何か書いて吊るしておきたいな。
「拓郎 待ってます」とか?(笑)

「呑み鉄」よろしく、ビールなど飲みながら、車窓の景色を楽しむ。ただ空や海を眺めて、のんびり乗っている。
帰りの上り列車が来るまで、やっぱり駅で、ぼーっと時間をつぶす・・そんなのもいいじゃない?
時刻表を調べ始めます。朝行って午後には帰って来れるなら・・よし!行こう。
効率のいい接続見つけてルンルンしてたけど、乗り換え時間、大丈夫かなぁ。大丈夫だから検索に出てくるのでしょうけれど、初めての駅、マゴマゴして間違えることもあるだろうし、
私は最近「うっかり」が多い。忘れ物をして慌てて戻ったり。年だからねぇ。もう少し余裕がある方が安心よねー。
それに、お天気も心配。晴れのち時々雨と言われても。「のち」が何時頃なのか、時々の雨はどの程度なのか・・
降るのは午後からなのかなぁ・・なんとなく早めの方が安心なような様な気がする。もう少し早い列車にすることにしました。

案の定というか、長崎から諫早に行く列車は何本かあって、登って行ったホームは、あれ?遅い発車。違ってました。慌てて戻って隣のホームへ。
こういうこともあるからね・・・ほっ。
車内は通勤通学の時間も過ぎて空いていたけど、なんだか不安。
黙って座っていれば着くのはわかっていたし、大きな駅だもの降り忘れる心配などないのに。
電光掲示板の案内や、うるさいほどのアナウンスに慣れてしまっているのかな。

諫早での乗り換えはすぐわかりました。時間に余裕があるので、駅員さんに聞かなくてもいいことを聞きます。
大三東(おおみさき)まで行きたいんですけど、帰り、無人駅はどうやって切符買うんですか?・・ネットで調べて知っているのに。
でも、駅員さん、うれしそうに詳しく話してくれましたよ。
大三東は人気の駅なのでしょうね。大三東に行かれる方に、という張り紙もありました。

座れなかったら?という心配など無用。通路を挟んだお隣のご夫婦は、靴脱いで向かいの席に足延ばしていました。
平日だもんね。私ものんびり窓際に座る。足は延ばさないけどT_T
ビールは買わなかった。朝っぱらからビールという雰囲気でもないのがわかる。
車内は冷房効き過ぎ、と思ったけれど、窓からの日差しが強く暑いくらい。良く晴れたね。

わー、田んぼが綺麗!空が綺麗!空が広いと雲も広い!

これまで車窓から田んぼや畑など、何度見たことか。だけど、こんなに広々とした光景に出会ったことはなかったと思うくらい、ほんとに広いんです。

だんだん海が見えてきます。
古部(こべ)という駅のすぐわき、柵の上に澄んだ水が見えました。


駅名の読み方が独特ですね。
神代は、「じんだい」でも「かみしろ」でもなく、「こうじろ」と読むらしいです。「鍋島邸前」だって。あの鍋島焼の鍋島かなぁ。
焼き物に詳しいわけでなく、前、鍋島出身の人を知っていたから。
多比良駅ホームには大きな「国見高校」の看板が。私でも知っている。サッカーと言えば国見だった時期が。
有明湯江(ありあけゆえ)に着きます。次はもう大三東(おおみさき)だ!
一時間は早かった。外の景色を見て、駅名見てたらあっという間でした。

ここが大三東駅、これが黄色いハンカチ。



みんな写真を撮ってます。三脚持参だったり、隣のホームから撮ったり。まるで撮影会。何人くらいいたでしょうか。
外人さんも多かったような。
私も真似して向かいのホームから


ガチャをします。おみくじも入っている。末吉だってT_T 丁度いいスペースが用意されていたので、ここで書くのかと思ったら、油性マジックがない!
置いてあったような雰囲気はあるのだけど。ペンの事など考えなかった。普通、そこまで準備して来ます?バックに入っている細いボールペンじゃぁねぇ。
聞いてみようにも無人駅だもの。あたりにコンビニなどあるわけもない。
仕方ない。そのまま持って帰ることにした。

外に出てブラブラしてみよう。と、車で帰る人、結構いるんだね。
酒屋さんがあった。飲み物買うしかないよね。おつまみも少々。
駅構内では飲食禁止と書いてあったけど、ホームに残った人は、皆、ベンチで飲んでいる。私も飲もう。
カンカン照りの良い天気だもの。水分補給しなきゃ。アルコールは水分補給にならないというけどね。

下の岩場に降りている人がいた。私も行ってみよう。
細い防波堤の上を歩くのは恐々だったけど、降りる階段があるところまで、ゆっくり、ゆっくり、足を滑らさないように。


転んだらどうしたんだろ。結構大胆な私なのでした。
そっと水に触れてみる。冷たかったのか、温かかったのか、もう忘れてる。だって、普通のなんてない岩場だったんだもの。
ちなみに私、子供の頃「おてんば」と言われたことはないですT_T

もう一度風に揺れる黄色いハンカチを眺めながら、そういえば乗って来た列車、黄色じゃなかった・・・
と、男性二人連れが、同じ事を考えていたのか、そういう話を始めた。
上り列車がやって来る・・・あーあ、黄色じゃなかった。「折り返しだから同じ車両で仕方ないんだよね」男性の一人が私の顔を見て言ったような。
なんか、同志!と言う感じになって、私も、残念ね、と返事する。
そっか、マニアは電車の色を調べて乗るのか。その「同志」は、まだ初心者なのか。
黄色いハンカチに黄色い列車、それは映えるわ。また来ることあるかなぁ・・ないだろうなぁ・・・

諫早駅に着くと、長崎方面シーサイドライナー、ホーム変更の案内が流れた。
丁度シーサイドライナーの時刻なんだ。それだと早いんだよね。タッタとそのホームに向かう。諫早駅で何か見よう、というのも忘れてる。

2に続く
2023.09.06 11:39 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 旅行 | com.gif コメント (0)
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -