*写真、クリックすると大きくなります・・・知ってるか^^
市交通局のカゴシマシティビュー一日乗車券を使って回ることにしました。一日600円で乗り降り自由、主な観光地を回ってくれて、いくつか施設の割引券もついてる、市電にも乗れる。
欲言うと、今年1月に『西郷どん大河ドラマ館』のオープンにあわせて運行コースが変わったらしいのだけど、変わる前の城山方面と磯方面に別れる二つのコースが良かったです。だって、新しいコースはグルグル回るだけで、逆方向に行かれないんですもの。
山は開館時間などないから朝早くから行動したかったけど、始発が8:30。遅いなぁ、と思うなら、路線バスや市電を使って動き始めればいいのに、一日乗車券にこだわって、バスの時間までただぼーっと過ごしてしまう。
バスは満員。まずは「西郷銅像前」で降ります。
この銅像って、申し訳ないけど、生き生きしていないですよね。ただ突っ立っているように見える。
と思ったら、ごめんなさい。渋谷の忠犬ハチ公を作った鹿児島出身の彫刻家安藤照氏制作なのですね。
陸軍大将の正装で直立不動、高さ8メートルもの大きな銅像というのは、上野の西郷像を意識してのことだったのかもしれません。でも、もうちょっと磨いてあげてね。
「照国神社」まで歩きます。どこにあるんだろう、と思ったら、すぐそこに大きな大きな鳥居。照国通りというのがあるんですね。
島津斉彬公を祀っています。
資料館に入ります。ひっそりと誰もいない。友人に教えて頂かなかったら、資料館、通り過ぎていただろうな。
斉彬に多大な影響を与えたと言われる曽祖父、島津重豪が書かれたローマ字がある。
1800年代のあの時代に、すでにローマ字を書いていたという驚き。
オランダ語も話せたとか。
「海を見ていた島津家と薩摩」という映画を観ます。同じものを集成館でも見たけれど、「海を見ていた」という表現が、島津家にぴったり。
南に大きく開かれた海があった、それが明治維新に繋がる多くの偉人たちを出した薩摩という国だったのですよね。
神社には島津斉彬の像もあり、「明治維新薩摩殉職志士・戊辰戦没者銘碑」というのもありました。
鶴丸城跡を見たかったけど、御楼門は工事中。黎明館、館内には入らず、外の天璋院篤姫の像を見るだけにしました。
もう少し歩くと、シティビュー「薩摩義士碑前」のバス停に出ます。ほんとに通りは広く大きくて、鹿児島のイメージ一新です。
バスは来ない・・・予定時刻をだいぶ過ぎているのに。鹿児島交通という市の交通局と間際らしいバスは来るけれど、同じコースを行くのに、乗車券の互換性はないのです。ケチなので、市バスが来るまで待ちます。
朝のバスで一緒だったのか、見たことのある外人さんがサッサと歩いている。白人系の外人さんて、一人か二人で行動することが多く、軽装で、バスまで時間があると思うと、待ったりせず、さっと歩き始めるんですよね。
年配の夫婦らしき人が、義士碑の前でお互いの写真を撮っている。こんなところで記念写真撮ってどうするんだろう。証拠写真か・・・余計なお世話ですよね。小姑みたいな私ですT_T
「西郷洞窟前」まで来ました。なんてない洞窟でした。二つ並んでいて、どっちがそうなのか、わからないや。
「城山」までは歩こう。
このくらいなら最初から歩けたな。歩けば良かった。展望台には、ごっちゃり人がいました。観光客がいるところといないところの差が激しいT_T
城山の展望台からは、眼下に街並みと、遠くに桜島が見えます。
またもやバス停でぼーっと周遊バスを待つ。ホテルのシャトルバスが向こうの坂道を降りて行きます。
時間の無駄をしているような、こうしてただ座っているのも悪くないような。
鳥が鳴いて、バラバラバラっと小石が降ってくる。鳥のいたずらなのか、桜島が噴いたのか。
「 西郷南洲顕彰館」
一口に言うと、西郷さんのことがよくわかる資料館です。
「ツン」を連れた「西郷さぁ」のメモ帳など買ってしまった。
今回の旅行に際して「南洲翁遺訓」などを、ちょっと読んでみた。・・・今も読んでいる。枕元に置いて、たまに手に取り、目に付いた項目を一つ。そういう読み方でもいいのかな、と思ったから。特にそれを教訓とするわけではないのだけど、いい睡眠導入剤にはなるT_T
大体、私は、南洲翁が西郷さんであることを、最近まで知らなかった。無知だねぇ・・
顕彰館を出ると、バスの時間まで5分。ちょうどいい・・けど、私は、まだ墓地に行っていない。どうせバスは遅れるのだから、さっと見てくる・・・そういうものじゃないよね。次のバスにしよう。
南洲墓地は不思議な空間でした。
西郷さんのお墓を守るかのように、無数の灰色の墓碑が並んでいる。明るい陽射しが降り注ぐ。向こうには桜島が見える。西郷さんたちのお墓は、城山に守られ、桜島を見つめているのですね。
時折人が訪れ、手を合わせてゆく。花が供えてあるのは、私でも名前を知っている有名志士達の墓。下の方に、まだ10代の若さで命を落とした者たちの墓が並んでいる。そういう若者たちの墓は墓碑も小さいのです。かたまって並んでいるのを見ると、胸を突かれる。
市内数箇所に仮埋葬されていた西郷さんたちの墓をここに改葬したあと、九州各地に散在していた西郷軍の遺骨を集められたのだそうです。2023名が葬られているのだとか。
上の方に登って言ったら城山に出るのかな。時間もあるから行ってみようと思ったけど、戻ってこられなくなったら困るT_T
ちょっと今風のお土産屋さんがあった。手作りだという2019年の手帳を買う。こうやって時間があると無駄遣いをするんですよね。
家で見たらそれほど素敵ではなかったけど^^;鹿児島の記念に来年一年はこれを使うんだぁ。先週は、6月のスケジュールも書き込んだんだよね^^
さて、西郷さんを巡る旅は、ここで一旦休止。もう一時。バスに乗り、桜島フェリー乗り場まで。
石橋記念公園て、つい久留米の石橋文化センターと結びつけてしまっていたけど、昨日行った甲突川の、災害で流された「石橋」が保存されているのだそう。「かんまちあ」ってなんだろう・・・
流れ作用のように、「水族館前」で降りて、気が付くと、フェリーに乗っていた。そうだ!私、まだお昼食べていない!フェリーの中で、名物という「うどん」を食べた。即席麺のような食感だったけど、美味しかったです。たぶん、もう食べる機会ないですもの。記念の「おうどん」
桜島でも、「アイランドビュー」という周遊バスを利用します。島の東側をグルッと回って、景色の良いところでは数分停まってくれる。車のない私にはうってつけだわ、と思ったけど、甘かったかも^^;
一周60分。立っているのはしんどそうだから、座れるよう早めにバス停で並んでました。
やっぱり外人さんが、時刻表と時計を見て、さっさと歩いて行きます。どこへ歩くんだろう・・・
席は楽に座れました。後ろの方、たくさん並んでいたんですね。どんどん人が乗ってきて、大きなスーツケースなどを持ち込む人もいて、ギュウギュウになってくる。
最初の「烏島展望所」に着きました。5分停車というのが慌ただしそうで、私は「いいや」と、降りずに座ってました。と・・・思わぬ光景が。人が降りたところに、別の人が座ってしまうのですね。
確かに、観光バスでもなく、座席指定ではない。普通のバスかもしれない。だけど、景色を見たらまた戻ってくる、という乗り降り自由の周遊バス。最初の席に戻るというのは暗黙の了解だと思ってた。席を外したから座ってしまう、といのは、私の理解を超えている。戻った人は、自分の席がなくなっているのに戸惑い、仕方なく立っている。
次は「赤水展望広場」8分の停車。
「長淵剛さんの記念碑が・・・」そという説明があります。そういえば、十数年前、桜島でオールナイトコンサートやったっけ。
長淵剛には興味ないので、記念のモニュメントなど無視して、景色だけ見て、さっさとバスに戻る。席は無事だ、ホッ。
三番目の「湯之平展望所」。15分という長い停車をするだけあって、確かにいい眺め。桜島にいるのに桜島を見ているって、なんか不思議ですよね。山肌も間近に迫って見える。
けど、展望台は、人が多く、すれ違うのがやっと。観光バスなどもひしめいて、乗務員さんたちが「停車渋滞起こしとるで」などとと会話していたっけ。
下に降りて少し歩くと、人気もなく静かに美しい海が広がってる。きれいだなぁ・・・けど、ゆっくり景色に浸れない。何か落ち着かない。早めにバスに戻ってしまった。
私の了見が狭いんだろうか。外人さんたちと感覚が違うんだろうか。ここまで座っていたから、次はどうぞ、と譲り合ったら良かったんだろうか。友達とだったらそうしたよね。交代しよう、って。
桜島港に戻ったバスを降りて、「足湯」にいきました。桜島溶岩なぎさ公園。100メートルもの長い足湯です。
足湯は好きじゃない、なんて言っていたけど、気持ちい~い。少し熱めの赤褐色のお湯。私はちゃんとタオルと替えのソックス持ってきましたよ。
3組くらいしか人がいません。静かです。こういう所にはあまり来ないのかな。
今日はほんとにいい天気。景色を眺めながらぼーっと足をお湯に浸らせていると時間を忘れそう。
そうもしていられないので、フェリー乗り場まで歩き始めたら、道路の向こうに「コープ」の文字が見える。友人が以前言っていた「スーパーで買ったミカンが美味しかった」というのは、ここだろうか。
果物売り場に「早生」と書かれた小さなミカンと、普通の大きさの柔らかそうなミカンと。どちらも美味しそうなので両方買い求める。小さなリュックにミカンをふた袋入れたら、まるで買い出しのおばさんだ。
歩きながら一つ小さい方を食べてみたら、甘い!ミカンの味が小さな中にギュッと詰まっている。こういうミカン、子供たちにも食べさせたいな。お店に戻って、もっと買いたくなる。諦めたけど。
レジで店員さんに聞いたら「桜島小みかん」が出回るのはもう少し先で、これは違うのだそうだけど、美味しいミカンでした。
家に帰ってテーブルに出しておいたら、普段あまり果物を食べない息子が手を伸ばし、あっという間になくなりましたよ。
周遊バスで手軽に回ろうなどとせず、遊歩道を歩けば良かった。周りの景色を眺めながら歩けるところまで歩いて、戻ったら、ミカンを買って、足湯に行く。
ミカンを食べながら、足湯に浸かり、寝そべって、空を眺めたり、海を見たり、何十分でも一時間でも・・・私の桜島観光は、それだけで十分心に刻まれたかもしれないのに。
ほんとに、空も海も真っ青だったんです。この景色の前に、何をごちゃごちゃ言うか、なんですけどね。
フェリーを降りてバス停に行ったら、「カゴシマシティビュー」は、行ったばかりみたい。こんなところで20分も30分も待っていられない。ホテルでは6時に夕食の予約をしてある。食事の前に露天風呂に入って、夕暮れの錦江湾と桜島を見たいのだもの。
違うバスが来た。先に並んでいた御夫婦は市バスまで待つつもりらしいけど、一日乗車券が使えなくったっていい。そのバスに飛び乗った。道はとても混んでいて、この運転手さんも上手にバスを操りながら、車と車の隙間を縫うように走らせる。プロはすごい!変に感心しちゃった。
ホテルまではタクシーにした。
途中、甲突川のほとりに立つ大久保利通の銅像が見えた。
私には、明治維新も西郷隆盛も大久保利通も、実のところよくわからない。「だんなさんが鹿児島出身」の友達のように、大久保憎し、みたいなことは、簡単には言えない。
大久保さんの像の周りには、夕暮れどきの空が広がるだけ。山にも何にも囲まれてるないの。この目はどこに向いているんだろう・・・なんだか可哀想だった。



